ジェフグルメカード(平成15年 9月)
1.全体の外観
 1)表面
真正券には2種類あり、日本を代表する大手印刷会社であるT社とD社にて印刷されている。T版とD版では表面の一部のインクや字体、裏面の文言の位置、構成がやや異なっている。
 このことが偽造券が発生する1つの要因と言えなくもない。すなわち偽造券が異なる一方の真正券と誤認されることを期待し、2種類ある商品券を狙って偽造券が作られた可能性があるのである。
 平成11年に発生した偽造アサヒビール券も真正券に2種類あり鑑定が混乱した経緯がある。
真正T
(表面)
真券D×
(表面)
 
偽造×
(表面)
 2)裏面
 真正券は裏面も2種類あり、T版とD版では中央部分の「本券は電算機処理をいたしますので、折り曲げたり、汚したりせぬようお願いいたします。」の表記や右端の「加盟店の皆様へ」などの表記が異なっている。
 偽造券ではD版のそれを模倣し再現している。
真正T(表面)
真券D×
(表面)
偽造×
(表面)

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